pokoroko’s diary

音楽とエッセイ

Vaundy「僕は今日も」

今日のオススメソングはVaundyの「僕は今日も」です。

 

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19歳にして構成で感情の爆発を、うまく表現している。

素直にカッコいい曲だ。

 

この曲を聴いてイメージするのは、真っ白な空間で言語という積み木を積み重ねている青年の姿であった。

 

illionのbankaと音の相似はあるので、RADWIMPSと比較する人がいるが、それは全く見当違いだ。これはVaundyの曲である。

 

真実とは人の数だけあるもので、若者だからこそ、紡がれるシンプルな言葉が自身に想起させるイメージは膨大であった。

 

曲の構成と言語化というふたつの視点でこの曲を眺めてみると、人それぞれだが得られる価値はきっとあるだろう。

 

曲を聴いて感じたこと

 

「もしも」という言葉の持つ、「奇跡」

「僕ら」という言葉の持つ「他者視点」

弾き語る、感情の爆発を構成で表現していること?ライブで聴きたいところである。

 

僕は今日も、、、の普遍性

今日も何をするのか?感情なのか?

 

「経験による気付き」

 

例えば、社会人になることで分かる親の苦労と子供への愛情、そして感じる親への感謝。

 

例えば、自分の子供が生まれて子育てを経験することによる、子育てする女性の見えなかった負担への気付き。他人の子供に対する寛容に、なる気持ちの芽生え。

 

「当たり前のことは奇跡」という切り口

昨今の情勢に、鑑みるとこうした気付きは今後一般化するかもしれない。

生きていることの奇跡、元気で好きな人と一緒にいられる奇跡。食う寝るところが当たり前にある奇跡。

 

そういえば、

今日のラジオでイギリスでは首相の呼びかけで、コロナウイルス対策に対して50万人ものボランティアが参加表明したそうだ。

 

日本は日本でいい国と言えるが、

やはり買い占めが起きたという事実や、

自分自身に対する先行きへの不安感のみ助長されがちな現状に鑑みると、他者への無償の愛という切り口は薄れてきてしまっているのかも、しれない。自分自身はどうだろうか?

 

清貧が美徳とされながらもお金しか信じてこなかった人が多い気がすると藤野英人氏は語る。

「自他不二の姿勢」が日本でも今後ますます重要になってくるだろう。自分はいま、世の中の困っている人のために何ができるのか?

 

「恋愛におけるパートナーへの無償の愛」

これは水野愛也先生の「love理論」に、書いてあったことを思い出した。

自分の彼女にイケメン俳優と自分どちらがカッコいいか問うた時に彼女が当たり前に彼を選ぶということ。経験知として、コンプレックスに対する克服の一助になったこと。

 

「ポジティブ思考、自己肯定感に対する姿勢」

ネガティブなポジティブ思考がいいのかもしれない。

 

自分の感情、心情のコントロールは自由が与えられている。

「今を生きる」ということは。この瞬間の感情が、自己肯定感で、満たされていることで幸せになる?

「まあまあ、いい人生」と、自分の人生を客観的に受け入れられるとこが、人生のスタートかもしれない。

 

人生はこの瞬間変わるという事実。

 

今日という1日を、

自分にとって、自分以外の人にとって

大切に生きるために、

感謝の気持ちを日々忘れないようにしよう。